
旅客としては、引込み線となる、近鉄富田駅が始発となっています。
そこから、鈴鹿山脈藤原岳の麓まで延びる線で、「三岐」の名の通り、ほんとうは、
岐阜県の関ヶ原駅までつなげるつもりで四日市の豪商が作り始めたのですが、
度重なるいろんなアクシデントや、出資者の減少から、今の藤原町止まりになりました。
噂によれば、その後のトンネルを掘るお金がなくなったとか。
また、電車は、一度見たら忘れられない、黄色とオレンジの車体。(昭和50年前半まではモスグリーン
とアイボリーのツートンカラーでした。(塗り分けは丁度近鉄と同じ感じ)山間部に路
線の多くを持つ三岐鉄道は遠方からの視認性を上げる為現在のようなハデなカラーに変更された)
西武鉄道などからのおさがりの列車らしい。
そして、運賃の区間料金の高さが、日本一だという話もある(地方私鉄としては相場の運賃だそうです)。
あと、踏切の音も、一昔前の「カンカン」で面白い。
また、JRと近鉄の引込み線が合流したところに「三岐朝明駅」があったが、今はない。
そして、「富田西口駅」というのが現在の近鉄の高架下に
ありました。現在でもプラットホームらしき物があります。(ここも無人駅でしたがそ
こそこ乗降客が有りました。なぜなら当時国鉄の富田駅で旅客扱いをしていた頃、近
鉄との乗り換え切符(定期券含む)を持っている人は富田西口で乗り換えるとそのまま
の料金でしたが、国鉄富田まで行くと一区間の追加料金を払わなければならなかった
のです。当時は一日に5,6本が国鉄富田発着でした。)
近鉄富田駅発、西藤原行きの電車は6:01から、22:40まであります。
だいたい30分ごとに西藤原行きと保々行き(途中の駅)の電車がだいたい交互に出ます。
2003年4月1日より、近鉄北勢線(西桑名〜阿下喜)が三岐鉄道北勢線となります。
| 運賃 | 近鉄富田駅〜保々駅: | 300円 |
|---|---|---|
| 近鉄富田駅〜大安駅: | 420円 | |
| 近鉄富田駅〜西藤原駅: | 500円 |
時刻表などは、三岐鉄道のページでご覧になれます。
| 駅名 | コメント |
|---|---|
| 近鉄富田 | 旅客路線の起点となる。近鉄名古屋線の名古屋方面ホームの向かい。四日市高校前。
→近鉄名古屋線 |
| 大矢知 | 大矢知素麺で有名な大矢知。八風(はっぷう)街道の前。今後、サルビア台などの大きな団地ができる |
| 平津 | へいづと読む。団地も出来てきている。 |
| 暁学園前 | 暁高校・中学の最寄駅。四日市大学の最寄駅でもあり、あかつき台団地も近い |
| 山城 | 八千代台やあさけが丘などの団地も近い。付近では、梨が取れる |
| 保々 | 昔からある家が多い。三岐鉄道の車庫がある。 |
| 北勢中央公園口 | 最近まで、「大長駅」だった。高見台団地の近く。四日市市の一番端っこ |
| 梅戸井 | 員弁郡大安町、大安病院前。梅戸と南金井にあるから梅戸井だとか・・・。 |
| 大安 | 図書館が駅にひっついている。とても立派なゴシック調。立派なものを作りすぎて、町は赤字に… |
| 三里 | 国道421号線のきわにある。 |
| 丹生川 | 家が密集している。 |
| 伊勢治田 | 治田と書いて「はった」と読む。ここは、北勢町。 |
| 東藤原 | ここからは員弁郡藤原町。秩父小野田セメントが近い。 |
| 西野尻 | 藤原町役場などの最寄駅 |
| 西藤原 | 終点。聖宝寺(しょうぼうじ)や自然科学館などが近い。 |